子育ての基本的姿勢を知りたい! おすすめ子育て本紹介1「子どもへのまなざし」
今回はおすすめの子育て本を紹介したいと思います。
記念すべき第1弾はこちら!!
子どもへのまなざし
著:佐々木正美
有名な本ですので読まれたお父さんお母さんも多いかもしれません。
児童精神科医である佐々木正美先生が書かれた本で、初版が1998年と少し前のものですが、今でも多くの方に読まれています。
子育てするにあたっての、こどもへの基本的な姿勢について書かれており、読んでよかったと心から思える本です。
少し描写が古く感じる部分もありますが、佐々木正美先生の、こどもと親をはじめとする養育者への温かい思いが根底にあり、押しつけがましくありません。
私は何度も読み返したり、忘れないようにしたい部分には付箋を貼って時々そこだけ眺めたりしています。
この本を読んで私が特に心掛けていることを紹介していきたいと思います。
〇乳幼児期は人格の基礎の形成期間
建物の基礎工事と同じでやり直しが効かないわけではないが難しいとのこと。これを常に念頭に置いて子育てしています。
〇乳幼児期は可能な限り子どもの要求を満たしてやる
甘えさせすぎと考える必要はない、甘やかしは過干渉のことを指す。抱っこと言ったら抱っこしてあげる、食べたいご飯をつくってあげる、等。乳幼児期にこれらが満たされないと、後々にもこの「気持ちを満たしてほしい」という要求が残り、「抱っこ」等ではなくもっと難しい要求になって表れてくるとのことです。
もちろんすべての要求に応えることは難しいですが、できる限りのことはしようと思って接しています。
これができるようになるには基本的には親の「心の余裕」が必要だと思うので、「自分の心の余裕メーター」についてもちょこちょこ気を付けて、余裕がなくなってきたら夫にお願いして、1人で出かけたり、友達と会ったり、早く寝たりする時間をとれるように心がけています。
〇基本的には「待つ」姿勢
ゆっくり待っていてあげるから心配しなくていいよ、というスタンス。しつけについても繰り返し伝えはするが、あとはできるようになるのを待つ
教えたからと言ってすぐにできる訳ではない、ということは子育てしていてどうしても頭から抜けてしまう部分です。
「言ったのになんでできないの」となりがちなんですが、ときどきこれを思い出してはハッとしています。
今のあなたでも十分大好きなんだよ、できるようになるまで待っているよ、という気持ちを忘れないようにしたいと思っています。
ここで紹介したのはほんの一部分です。
ほかにも「そうか!」と腹落ちするような説明が多くあり、どこを読んでも学びがあると思います。
「ぐりとぐら」で有名な山脇百合子さんの挿絵も素敵で、本全体が温かさに満ちています。
最初に手に取る子育て本としてもおすすめできます。
ぜひ多くの方に読んでいただきたいです。